

VR普及はいつ頃達成されるのか?―現状の問題点と関連技術を探る(2022年11月発行)
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メタバースとは、「超(Meta)」と「宇宙(Universe)」を組み合わせた造語で、仮想空間を指すことが一般的となっています。しかし、この言葉の定義や捉え方については未だに統一されたものがありません。メタバースをVR技術中心に語る人もいれば、ブロックチェーン技術中心に語る人もいて、メタバースの実像がなかなか見えない状況となっています。
このように「メタバース」という言葉だけが流行り言葉として独り歩きしていますが、今では世界中の企業がメタバースに大きな関心を寄せています。メタバースでは何ができるのか?メタバースで儲けることはできるのか?メタバースは将来的に普及するのか?などの疑問をもっている人は多いかと思います。
こうした状況から弊社ではメタバースの可能性を見極めようと様々な研究に取り組んでいます。たとえば、オンラインでのコミュニケーションやショッピング、イベントなどで実際にメタバースを体験してみたり、暗号資産やノンファンジブルトークン(NFT)を活用したメタバースプラットフォームを触ってみたり、メタバースの現状について調べています。
本調査を進めるなかで私たちはVR技術がもたらす没入感こそがメタバース普及の一つの鍵になると考えるようになりました。メタバースというとVRゴーグルを思い浮かべる人が多いように、メタバース普及の問題はハードウェアの面から捉えることができます。メタバースの未来において誰もがVRゴーグルのようなデバイスをつけるのであれば、VR技術を読み解くことが現状把握と将来予測に役立ちます。
弊社ではこうした認識から、VR技術の現状の問題と関連技術を探ることでメタバース普及の時期を予測し、今においてメタバースの開発者や事業者、一般ユーザーがどのように立ち振る舞うべきかを考察したレポートを執筆いたしました。
【目次】
1.メタバースとVR
2.VRの問題点
●VR全般に関わる問題
●スタンドアローン型HMD特有の問題
3.関連技術:VR HMDが重い
●パンケーキレンズ
●ホログラフィックレンズ(HOE)
●マイクロOLED
●予測される解決時期:2022年~
4.関連技術:VR酔いが発生する
●遅延低減技術
●可変焦点技術
●ハードウェア技術
・歩行型VRデバイス
●予測される解決時期:2027年~
5.関連技術:ハードウェア性能が低い
●半導体技術革新
・トランジスタの技術革新
・パッケージング技術の技術革新
・露光装置の技術革新
●スタンドアローン型HMDの性能向上予測
●アップスケーリング技術
・DLSS
・FidelityFX Super Resolution(FSR)
●クラウドゲーム
・NVIDIA CloudXR(Omniverse Create XR)
●予測される解決時期:2028年
6.関連技術:バッテリーの持続時間が短い
●バッテリー技術革新
・リチウム空気電池
・全固体電池
●ワイヤレス充電技術
・Mi Air Charge
●予測される解決時期:2028年~
7.VR普及後のメタバースを見据えて
●開発サイド
・開発事例:Half-Life: Alyx
・開発事例:ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
●事業サイド
●一般ユーザー
8.さいごに
9.付録:VR普及ロードマップ
10.免責事項
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